包装資材部 部長
平成4年入社

佐藤 弘一

東京産業資材部に入社。その後、異動に伴い札幌営業所所長を経て、包装資材部部長となる。

包装資材部 東京包装資材第一課
2015年 4月入社

西山 千尋

包装資材部にて営業のイロハを勉強中のルーキー。北村化学産業初の“理系女子”でもあります。


若手のうちから活躍する社員が多いのも、北村化学産業の特徴のひとつ。そのヒミツを探るべく、包装資材部の統括である佐藤部長と入社1年目の西山さんへインタビュー!北村化学産業が大切にしている上司と部下の関係性についてお伝えします。


現在、取り組んでいる業務内容は?
佐藤:
我々が所属している包装資材部では、食品、コスメ、化粧品などといった生活関連資材のパッケージ全般を取り扱います。
日々の仕事ですが、私はマネージャーですので、東京・大阪・各現場の方々が働きやすい環境づくりが主ですね。
仕入先や企業間におけるコネクション形成、また各担当が最大限に能力を発揮できるように、業務効率化を行っております。
西山:
私自身は入社後研修を終えた半年ほど前から、営業として担当を任せていただきました。
現在はゼリーなどの容器や、食品パッケージを製造しているメーカーさんとお取引をしております。
まだまだ勉強することばかりですが、普段の生活の中で身近な商品でもありますので馴染みはありますし、新しい発見も多くて楽しいです。
入社した理由を教えてください
佐藤:
もう20数年前のことですが、ひとつあるのは、1989年に中国で起きた天安門事件です。
学生を中心に国を変えようという機運が高まって、ああいった極端なムーブメントになったと思うのですが、一方の当時の日本はバブル真っ只中。
誰もがのんびりとそれを謳歌していましたから、ニュースで見た時の衝撃は大きかったですね。
それと同時に、一度は中国で仕事をしてみたいと望んだものでした。
西山:
大学で化学を専攻していましたので、就職も理系を考えていました。
当初は商社の仕事がどのようなものかほとんど知らなかったのですが、北村化学産業では製品を売るだけでなく、開発にも取り組みたいという点が面白かったです。
メーカーさんではまず自社の商品がありますが、北村化学産業にはそうした制約がありませんし、より広い視野から新しいモノづくりに取り組めるのではと思いました。
佐藤:
私が入社した20数年前は、商社といえばモノを右から左に流すのが基本。自ら主体となってモノづくりを行うことは多くなかったように記憶しています。
ですが商社不要論が巷で言われる今、商品を取り扱うスキルに加えて、プラスアルファの能力がなければ、個人はおろか、会社そのものが淘汰されてしまうことでしょう。
だからこそ若手の皆さんにはどんどん新たな挑戦をして欲しいと思っています。
そうした取り組みのなかで、北村化学産業のプレゼンス(影響力)が上がればさらに面白い挑戦も可能でしょうし、能力ある社員が上に立つことで、若手社員がやりがいをもって働いてもらえれば何よりですね。
お互いの「ここがすごい」というポイントは?
佐藤:
まず思考の柔軟さです。「一つの答えを導き出す」ことが理系ならでは思考プロセスであると私は思うのですが、ビジネスは答えが一つではありませんからね。
その点、彼女は多様に物事を捉えようと努めているのが伝わってきます。加えて、物事をやりきろうという覚悟があるからブレがない。
こうした芯の強さが今後の成長に繋がると思っています。
西山:
自分ではそこまで意識できていませんでしたが、嬉しいです。
就職活動で行った自己分析でも粘り強さが長所とありましたし、今後も強化していきたいです。
佐藤:
今は社会全体が多様化していますが、その一方で何かをやりきろうという強い意志や、軸足となるべき思想が希薄化しているように感じることがあります。
ですが「俺は周りに何いわれても、やりたいことをやるんだ」という反骨精神があるから、新しいモノが生まれるのでしょうし、若いうちはやんちゃな部分、とがった部分があっていい。
その首根っこをおさえたり、失敗した時には尻ぬぐいしたりというのが、私たちの役割なのですよ。私たちもまた先輩方にそうやって育ててもらったのでね、それを後輩にもやってあげないと。
西山:
私自身、営業を始めた当初は右も左も分からないままで、部長や先輩方に頼りきりの状態でしたが、皆さん、本当に丁寧に一から親身に教えてくださいました。
「そんなことも知らないのか」と怒られたことは一度もありません。
また部署内で食事会を開いてくださったり、不安に思っていることはないか、常に気にかけてくださるので、本当に有り難かったです。
佐藤:
「先輩の背中を見て育て」なんて風潮が私たちの時代にはありましたが、変化のスピードが速い今の世の中、おっさんの昔の杵柄や経験だけでは通用しませんからね。
先ほどもお話ししたように、ビジネスの答えは一つではありません。
若い人の柔軟性、発想力を最大限に受け止めた上で、オプションとして新しい方法論をもたせることが必要だと思っています。
では反対に、お互いにあえてダメダシをするなら?
佐藤:
ダメだしはないですよ(笑)。勤怠や清潔感といった、社会人としての最低限のルールが守られていれば言う事はないですよね。
今後西山さんに勉強してもらいたいことは、自分のペースで仕事をする際の優先順位のつけ方でしょうか。
学生と違って企業は営利組織ですから、ぜひ頑張ってもらいたいですね。
西山:
私自身、組織に所属するのは部活程度でして、上司と呼ばれるような方と接することは、学生時代にはなかったですね。
だからどのようにコミュニケーションをとるべきか、距離感のつかみ方で失礼がないか、不安になることがあります。
部長はお忙しいかと思いますので、いつ話かけるのが失礼ではないのか、実はタイミングに迷うことがありまして……。
佐藤:
大丈夫、いつでもいいですよ(笑)。
学生の皆さんへのメッセージをお願いします
佐藤:
商社業界が転換期を迎える中、北村化学産業では「事業企画会社への変革」を新たな目標としています。
その実現に際して、若い皆さんによる新たな挑戦は欠かすことはできません。そのための環境を整えるのが、我々マネージャー共通の目標です。
部下がより活躍できるスキルや成功体験を持たせることができるのならば、これほど素晴らしいことはないですよ。
西山:
社会に出ることに漠然と不安を抱えている人も多いと思うんです。私もそうでしたから。
ですが会社に所属してみて、自分のことを気にかけてくださる方がこんなに多いのだなと分かりましたし、そのことがすごくやりがいに繋がっています。
なかには「若いうちは自分で考えてもしょうがない」と諦めちゃっている方もいるかもしれませんし、実際に言われたことだけやるほうが楽でしょう。
でも自分なりに根拠を持って行動すれば、必ず誰かは見てくださっています。ぜひ勇気を出して一歩を踏み出してみてください。
佐藤:
5年後、10年後になって改めて北村化学産業に入ってよかったなと思えるように、営業現場だけでなく管理部門含めて注力していますので、ぜひ一緒に働きましょう。

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