大阪営業部 化学品課
2013年入社 3年目
名城大学大学院 農学研究科

土屋 勇輝

大学院では生物、化学分野を専攻。通常の営業業務にくわえ、ポリ乳酸(PLA)共同研究開発プロジェクトでは、公の研究機関や企業と共同で研究開発にあたっています。

大阪営業部 化学品課
2012年入社 4年目
立命館大学 国際関係学部 卒業

岸 久美子

合成樹脂の営業担当であり、ポリ乳酸(PLA)共同研究開発プロジェクトに携わっている。語学堪能で海外との取引実績も多数アリ。


北村化学産業では、現在新たな試みの一つとして、植物由来プラスチックの共同開発プロジェクトを行っています。今回はプロジェクトに参加する文系・理系メンバー2人に、文系・理系の違いや強みについて聞きました。


ポリ乳酸(PLA)共同開発プロジェクトについて教えてください
岸:
ポリ乳酸は、トウモロコシを出発原料とした生物資源由来のバイオプラスチックの一種です。また、適切な環境の下、微生物の力を借りて分解する生分解性のプラスチックでもあります。
堆肥に混ぜておくと自然に分解されるんですよ。半永久的に分解されない特定の石油由来のプラスチックと異なり、環境に優しいプラスチックとされています。
土屋:
このポリ乳酸を使ってこれまでにない商品の開発を目的としているのが、このプロジェクトです。北村化学産業だけでなく、原料メーカーさんや公の研究機関と共同で研究を行っています。
“硬くてもろい”ポリ乳酸の性質を克服した新素材の開発に取り組んでおり、この新素材を使って、新しい商品や分野への展開を目指しています。
プロジェクトにおける、文系・理系社員の役割は?
岸:
お客様の要望に応えるための製品づくりを担当するのが主に土屋さんたち理系チーム、できあがった製品を売る時にどうしたらいいのか、中心となって考えるのが私(岸)たち文系チームでしょうか。
土屋:
ただ文系・理系で明確な仕事の区分があるのではなくて、お互いに得意分野を活かしながら動いているイメージですね。北村化学産業には研究職というポジションはありませんので、ただラボに閉じこもってしまうことはありません。
同じ営業職の中でも、私(土屋)のようにちょっとしたデーター検証や研究開発も行う者がいれば、岸さんのように、海外との取引やコーディネートを得意としている方もいます。
若手社員の裁量が大きいので、1人ひとりの特性を活かした仕事が早くからできます。それゆえに他のどの企業よりも早く、成長を実感できるのではないかと思いますよ。
プロジェクトテーマであるポリ乳酸は、どのように使用されているのでしょうか?
土屋:
環境に配慮したプラスチックは、今さまざまな種類のものが開発されていますが、なかでもこのポリ乳酸は植物由来のプラスチックの中では最もコストがかからないということもあり、需要が伸びています。
特にヨーロッパやアメリカでは人気が高く、ウォルマートのサラダ容器や、MLB、NBAなどのスポーツイベントでのドリンク容器にも採用されていますね。日本でも、スーパーの西友やマクドナルドの包装資材にポリ乳酸が使われています。
岸:
私たちが現在手がけている新素材も、今後一層需要拡大が見込まれている海外市場を視野に入れながら、製造・販売をしているところです。
すでにある市場の中で取引するだけでなく、他社にはない、オンリーワンのモノづくりや市場づくりを目指すことが私たちの大きなミッションの一つです。
化学品を扱う仕事において理系は有利ですか?
岸:
もちろん、新しい製品開発を行う中で、大学で学んだ知識や研究テーマが役立つことは多いと思います。
ですが、お客様のご要望に応える製品を提案し、売買するという、商社の営業としての基本は、文系・理系に関わらず同じ。文系、理系によって“強み”に違いはあっても、それによって業務に大きな差が付いてしまうとは感じたことはありません。
土屋:
学部による有利・不利はないと私も思います。化学系の商材が基本なので、理系ですと馴染むのが早いかなという程度のものですね。
仮説を立て立証するという思考プロセスや、物理・化学の基礎知識、機械の操作など、大学で学んだことが役立つ部分はありますが、これらは全て、文理を問わず勉強することで、どなたでもできることです。
入社した理由を教えてください
岸:
就職活動の中で決めていたのが、営業職につくことです。女性だと事務職を希望する方が多いと思いますが、私、単純作業苦手なんですよ。どうにも性に合わなくて。
外に出て、人と話すことが好きですし、海外での仕事にも興味がありましたので、商社やメーカーさんを中心に回っていました。
土屋:
営業志望であれば、選択肢としては広かったのではないですか?
岸:
「なんで化学なん?」とはめっちゃ言われましたが、実は父が化学業界で働いていたんです。だからまったく馴染みがないわけではなかったんですよね。
残念ながら私は化学が得意ではなかったのですが(笑)でも、いざ就職活動を始めて、別分野の同じ商社やメーカーさんを受けてみても、うまくいかなかった。
その時に「苦手意識がある業界のほうが、案外ハマるかも?」と思って北村化学産業に応募したんです。
土屋:
すごいですね、逆転の発想だ(笑)。
岸:
そうそう、それで説明会に行ったら、すごく人がいい会社なんだなと感じたんですよね。普通説明会では皆さん、悪いことは言わないんですよ。
大きな会社ですと、ちょっとカッコつけてるな、なんて感じることもありました。でも北村化学産業の人事の方は、本当にこちらの問いかけに対して、正直に話をしてくれたんですよ。それがすごくいいなって思いましたよね。
文系社員の強みは?
土屋:
理系組のアイデアを、現実的な提案に変えるのが文系の方です(笑)。
岸:
理系の方同士で集まると、想像が膨らみすぎて止まらなくなっちゃうところがありますよね(笑)。
土屋:
ええ、理系組でアイデア出しをしていると、ついつい熱中しすぎて、思考が止まらなくなる時があるんですよね。
そうした私たちの話を聞きつつ、「予算やスケジュールはどうするの?」って文系の方が現実に引き戻すと。
あと、これは岸さんの才能に寄るところも大きいかと思うのですが、コミュニケーション力が極めて高いですよね。
語学も堪能で、国内外のお客様からの信頼も厚い。相手にあわせて物事をわかりやすく伝えたり、ちょっとした雑談やお客様へのフォローの仕方など、いつも勉強させていただいています。
理系社員の強みとは?
岸:
あんなに難しい構造式をパッと見て、なぜ具体的にイメージが湧くのかとビックリしちゃいます。
素材の特性ひとつをとっても、理系の方は構造式から読み解きますよね。「これは式の中に○○があるから、熱に強い」とか。
知識もそうですし、その発想はなかったと、いつも気づかされます。
土屋:
たしかに、アイデアの元や着眼点は、文系理系で違うのかもしれませんね。
岸:
それに、物事に取り組む時の集中力も、ものすごいものがありますよね。私は性格的にも、何日間も根をつめて、同じことを続けていたら息がつまってしまいそうだもの。
一つ前の質問で出た、理系同士での会話の時もそうですが、特定のテーマを掘り下げて考える思考力の高さは、理系ならではなのかなと感じています。
将来のビジョンについて教えてください
土屋:
まずはこのプロジェクトを成就させることですね。せっかくはじまったテーマですし、ゆくゆくは大阪だけでなく、国内外すべてひっくるめて行えるような大きなものにしていきたい。
岸:
商社ではまだまだ女性の営業マンは少ないですし、しかも私は文系。知識、テクニック、スキル、決して特別ではないと自分自身を評価しています。
ましてや今は商社不要論が言われる時代です。そのなかで商社、かつ私を指名してくれるということは、本当に有り難いことだと思っています。
「あなたがいてくれないとね」と言われるような仕事ができたら本望ですし、そのためにも知識と経験を重ねていきたいです。 20年、30年とキャリアを積んできた上司に、一日でも早く追いつけるように頑張ります!

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